重曹や酢を風呂に入れると体臭が消える?仕組み扱い方を紹介
リンゴ酢や酢そして黒酢などを使って体臭を治す方法はいくつもあります。
また重曹は安全な汚れ落とし汚れ落としに使われたり、食品のふくらし粉として使われたりしています。
そんな重曹や酢をお風呂に入れると体臭を予防する効果を見込めます。
酢が効果的な理由
血液の循環が悪く栄養バランスが崩れると体内に疲労物質である乳酸が増えてきます。
乳酸が増えると体内の環境がやや酸性に傾き汗腺でアンモニアが生成されるようになります。
そうすると全身の汗のにおいが強く悪臭となって現れます。
そこに酢のお風呂を使うとなぜ効果的なのか。それは酢にはクエン酸という成分が含まれていて殺菌作用があり皮膚を弱酸性に保って雑菌の繁殖を防いでくれる働きがあるからです。
さらに酢は汗腺から体の中に取り込まれて、アンモニアと乳酸が生成されるのを抑えられるので汗のにおいを皮膚の中からも解消することができます。
そしてもう一点には発汗を促す作用があること。酢の入ったお風呂に入っていると汗がたくさん出て吸収されることで血行が良くなり汗腺の回復を高めてくれます。
酢の風呂の作り方
お酢の風呂を作る場合は浴槽のお湯180リットルに対して食酢であればコップ一杯、黒酢であれば30gぐらい、木酢液や竹酢液などであればさらに少ない量で効果があります。
重曹のお風呂が効く理由
重曹のお風呂がなぜ体臭に良いのでしょうか。
重曹は炭酸水素ナトリウムという成分で天然の成分で鉱床や湖の沈殿物から生成されています。
重曹は大きく分けて3つの効果があります。
一つ目は研磨作用です。
粒子の細く柔らかい結晶なのでスクラブのように毛穴の汚れをかき出してくれます。
次に中和作用があります。
重曹は弱アルカリ性の性質なので酸性の物質と合わさると中和されます。
体の表面は弱アルカリ性に保たれていて脂肪酸や汗に含まれているアンモニアが弱アルカリ性を示します。
これと混ざることによって中和されて、雑菌が繁殖しにくい状態を作りにおい物質を除去します。
3つ目の効果が軟水作用です。
日本の水は比較的軟水ですが、それでもカルシウムやマグネシウムが含まれています。
重曹を水に入れると水の中に含まれているカルシウムやマグネシウムを挟み込むので肌への影響が弱い優しい水になります。
このような3つの特徴がある重曹ですが、それをお風呂に入れることで体臭を予防するのに効果的です。
重曹のお風呂の作り方
重曹の風呂を作るのは簡単です。
180リットルに対し重曹を一握り程度、入浴剤の代わりにお風呂に入れてみます。
そしてよくかき混ぜて中に入ります。
そうすると肌の汚れを取って体臭の元になってしまう物質やにおい物質を取り除きます。
重曹はアルカリ性を示す液体ですが、食品にも使われていてふくらし粉にも使われているほど安全なものです。
ですので、肌についても大丈夫です。
しかし選ぶときは食用や薬用の重曹を選ぶようにしましょう。
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